看板知識

【完全版】看板の印象は文字で決まる!プロが教える最適なフォント(書体)の選び方

こんにちは、CUVIC SAITAMA(キュービック埼玉)です。
新しくお店をオープンする時や看板をリニューアルする時、「どのフォント(書体)を選べばいいんだろう……」と手が止まってしまった経験はありませんか?フォント選びは意外と奥が深く、悩まれるオーナー様は非常に多いです。今回は看板づくりで失敗しないための「最適なフォントの選び方」について、プロの視点からわかりやすく解説します!

看板において、文字はお店の「顔」そのものです。「何と書かれているか」という視認性(読みやすさ)はもちろん、「どんな雰囲気のお店なのか」というブランドイメージを瞬時に伝える、とても重要な役割を持っています。

SECTION 01

看板によく使われる
フォントの特徴一覧

まずは看板でよく使われる定番フォントを系統ごとにまとめました。ご自身のお店がどのイメージに近いか、参考にしてみてください。

フォントの系統 特徴・与える印象 おすすめの業種
角ゴシック体 最も読みやすく力強い。モダン・信頼感・親しみやすさ。 企業の社名サイン・クリニック・案内標識・駐車場
丸ゴシック体 角が丸く柔らかい印象。温かみ・子ども向け。 小児科・保育園・カフェ・ペットサロン
明朝体 縦横の線に強弱あり。高級感・伝統・上品・大人っぽさ。 高級レストラン・美容サロン・法律事務所・和風施設
筆書体・和風 筆の勢いや和の心を感じさせる。伝統・格式・和風。 和食店・旅館・神社仏閣・老舗店舗
欧文セリフ体 英語の明朝体。クラシカルで洗練された印象。 洋菓子店・ジュエリーショップ・アパレル
欧文サンセリフ体 英語のゴシック体。シンプルでスタイリッシュ。 IT企業・モダンなカフェ・雑貨店

SECTION 02

プロが選ぶ定番書体
ピックアップ

看板デザイン制作の現場でも特によく使われる、実用的かつ美しい書体をピックアップしてご紹介します。

① 源ノ角ゴシック(角ゴシック体)

特徴:現代的・視認性が高い・文字が潰れにくい

非常にスッキリとした現代的な角ゴシック体です。文字の空間が広く取られており、遠くから見ても文字が潰れにくいという優れた視認性を持っています。クセのないプレーンな形状が誠実な印象を与えるため、企業の社名サインや案内看板のメインフォントとして最適です。

源ノ角ゴシックのサンプル

② 平成丸ゴシック(丸ゴシック体)

特徴:温かみ・親しみやすさ・安心感

丸ゴシック体の中でもシンプルで読みやすく、ふっくらとした温かみのある定番フォントです。「優しさ」「親しみやすさ」「安心感」を強くアピールでき、地域密着型のお店や来店への心理的なハードルを下げたい店舗の看板にぴったりです。

平成丸ゴシックのサンプル

③ DNP 秀英明朝(明朝体)

特徴:高級感・伝統・上品さ

大日本印刷が100年以上にわたって育成してきた、歴史と気品のある明朝体です。しなやかで筆の運びを感じさせる線が、確かな伝統と高級感を演出します。美容サロンや高級飲食店の店名ロゴ、またはアクリルや真鍮を用いた立体的な切り文字サインと相性が抜群です。

DNP 秀英明朝のサンプル

④ Futura PT(欧文サンセリフ体)

特徴:モダン・スタイリッシュ・洗練された印象

ラテン語で「未来」を意味する、幾何学的な骨格を持つスタイリッシュな英字フォントです。有名ブランドのロゴにも多数採用されています。シンプルでありながら洗練されたモダンな印象を与えるため、アパレルショップやカフェなどおしゃれな世界観を構築したい店舗の英語表記におすすめです。

Futura PTのサンプル

⑤ DIN(数字フォントのおすすめ)

特徴:視認性が極めて高い・工業的でクール

ドイツの工業規格として誕生し、道路標識にも使われている視認性の高いフォントです。数字の読み間違いを防ぐ実用性とデザイン性を高次元で両立しています。電話番号・駐車場の区画番号・ビルの階数表示などに使用すると、看板全体のプロフェッショナル感が一気に引き締まります。

DINのサンプル

SECTION 03

フォントの違いによる
看板の印象の変化

下記は同じ看板のイメージ図でゴシック体と明朝体を比較した図です。

各フォントを使用した看板デザインのサンプル
ゴシック体を使用
各フォントを使用した看板デザインのサンプル
明朝体を使用

ゴシック体は文字の線の太さが均等な為、距離があっても読みやすいですが、明朝体は使用するフォントによっては文字の細い部分が非常に細いラインとなり、視認性があまり良くありません。実際にこちらの看板ではゴシック体を使用して製作いたしました。

SECTION 04

おすすめフォントを使用
した看板のイメージ図

上記で紹介いたしました「源ノ角ゴシック」「平成丸ゴシック」「DNP秀英明朝」「Futura PT」「DIN」を使用した看板です。

看板の施工例1
源ノ角ゴシックを使用した求人募集看板
突看板の施工例2
丸ゴシックを使用したウィンドウサイン
看板の施工例3
明朝体を使用したステンレス切り文字
看板の施工例4
Futura(cafe CHACO)とDIN(120)を使用した突き出し看板

ちなみにですが、私はアルファベットで「シンプルながらもデザイン性を持たせたい!」という場合にはFutura、電話番号等の表記にはDINを使うことが多いです(^^)

SECTION 05

フォントが活きる看板
施工事例

フォントが実際の店舗イメージにどう影響するのか、施工事例を2つご紹介します。

CASE 01

入りやすさと安心感を演出|不動産屋 × 丸ゴシック体

丸ゴシックを使用した不動産屋の看板施工例
丸ゴシックを使用した不動産屋の看板施工例
丸ゴシック体で「親しみやすさ」を演出した不動産屋の看板

課題:不動産屋は「敷居が高い」「押し売りされそう」と、初めてのお客様には少し緊張感を与えてしまうことがあります。

フォント選びの理由:店名やキャッチコピーに「丸ゴシック体」を採用しました。丸みを帯びた優しい文字が「親身に相談に乗ってくれそう」「家族連れでも入りやすい」という温かい印象を与え、心理的な来店ハードルを下げる役割を果たしています。

CASE 02

信頼感と高い視認性を両立|貸し会議室 × 角ゴシック体

角ゴシックを使用した貸し会議室の看板施工例
角ゴシックを使用した貸し会議室の看板施工例
角ゴシック体で「信頼感」と「視認性」を両立した貸し会議室の看板

課題:主な利用者はビジネスパーソン。初めて訪れる人が迷わず辿り着ける「見つけやすさ」と、ビジネスシーンに相応しい「信頼感」が求められました。

フォント選びの理由:遠くからでもパッと瞬時に情報を読み取れる、太めの「角ゴシック体」を採用しました。無駄な装飾のない直線的なフォントが、知的でスマートな印象を与え、利用者に安心感とプロフェッショナルな空間であることを伝えています。

まとめ

たかが文字、されど文字。フォント選びひとつでお店の印象はガラリと変わります。とはいえ、パソコンの画面で見る文字と、実際の屋外で太陽の光や夜の照明を浴びた時の見え方は異なるもの。文字の太さ(ウェイト)や文字間隔の調整(カーニング)など、美しく読みやすい看板を作るためにはプロのノウハウが必要です。

CUVIC SAITAMAでは、さいたま市・川口市・川越市・越谷市・所沢市をはじめ埼玉県全域のお客様に向けて、フォント選びのご相談からデザイン制作・看板製作・施工工事までトータルにご対応しております。「自分のお店にはどんなフォントが合うかわからない」「手書きのロゴを看板用にデータ化してほしい」など、どんな小さなご相談もお気軽にどうぞ。現地調査・お見積もりは無料です。

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